私は自分の悲しみや苦しみを、毎日教会で聞いてもらっていた。
先生は親身に何時間でも聞いてくれた。
しかし毎日毎日、苦しい気持ちは、尽きることなく日増しに増えていく。
もう愚痴なんて言いたくないのに。
次から次へと苦しい気持ちが湧いてきた。
心の中はいつも真っ暗闇で途方にくれていた。
そんな時、先生にこのように教えてもらった。
「嬉しい。とか、ありがたい。という喜びの気持ちは、湧いてくるものではなくてね、育てるものなんですよ。」
続けてこう言われた。
「辛く苦しい一日の中にも、神様がくれた光り輝く出来事が必ずあります。その神様からのプレゼントを見つけて、貰ったお礼を言うことで、だんだんと喜びの気持ちが育まれるんですよ。」
私はその時から、何か一つでも良かったことを探してみた。
「そういえば今日は実家のお母さんからメールが届いたなあ。」
それを見つけた時、口先だけでも「神様、ありがとうございます」と言ってみました。
何日か続けてみました。
そしたら真っ暗闇に小さな灯りがともったような温かさを感じた。
今日を生きることが出来ないほどの辛さや悲しみ。
でもその苦しみで、一日を真っ暗に塗りつぶしてしまうのはもったいない。
真っ黒に塗るか、違う色で塗ってみるかは、自分にしか出来ない。
私はその時初めて前向きに生きる事を決めた。
「暗闇は自分の力で明るく出来ない。出来ないのなら、どうせ暗闇なら、その中でも、一時でも一瞬でも笑って過ごしてみる生き方ができたら、それでいいなあ。十分だなあ。」
そういう自分になっていきたいと決めた。
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